
SCENE / 釣り
釣り・船釣り
堤防でも、磯でも、船の上でも。落水したとき、ライフジャケットで浮いた「その次」に必要なのが、見つけてもらうための目印です。
※画像はイメージです
WHEN
こんなときに
- 01
堤防・磯からの落水
足元が濡れた岩場や、波をかぶる堤防の先端。落ちた場所から流されると、陸にいる人からも見えにくくなります。
- 02
船からの転落
船釣りで波にあおられて転落。船が気づいて戻るまでのあいだ、波間の小さな頭を見失わないための目印になります。
- 03
単独釣行・夕まずめ
一人で釣りをしているときや、暗くなり始める時間帯。すぐに助けを呼べない状況ほど、目印の役割が大きくなります。
どこに入れておく?
ライフジャケット(フローティングベスト)のポケットや、すぐに手が届く外ポケットに入れておくのがおすすめです。船に置いたバッグの中では、海に落ちたときに手元にありません。身に着けておくことが大切です。
釣りは、水の事故と隣り合わせのレジャー
警察庁の統計では、令和7年の水難による死者・行方不明者は全国で760人でした。そのうち行為別では「魚とり・釣り」が168人で、水遊び(53人)や水泳(37人)を大きく上回っています。場所別に見ると、死者・行方不明者の半数近い352人が海での事故です。
釣りは、水辺で長い時間を過ごすレジャーです。足場の悪い磯や堤防、揺れる船の上など、落水の可能性がある場所に立ち続けることになります。
出典:警察庁「令和7年における水難の概況等」(2026年6月18日)
浮いていても、見つけてもらうのは難しい
海上保安庁は、広い海で遭難した人を見つけ出すことは容易ではないと説明しています。夜間はもちろん、日中でも日光が海面に反射したり、服装の色によっては捜索する側から見えにくくなります。波が高いときは、波の間に隠れてしまうこともあります。
ライフジャケットを着て浮いていられれば、救助の手が届く時間をつくれます。そのうえで、捜索する船やヘリコプターに「ここにいる」と気づいてもらうことが大切です。SEE/RESCUE STREAMER は、海面に広げたオレンジの帯で、小さな「点」を長い「線」に変えます。
いっしょに備えておきたいこと
ストリーマーは、身体を浮かせる道具ではありません。釣りに出かけるときは、次の備えとセットで考えてください。
- ライフジャケットの常時着用:海上保安庁の資料では、令和7年に船から海に転落した人のうち、ライフジャケットを着けていた人の死者・行方不明者の割合は11%、着けていなかった人は50%でした。小型船舶では、平成30年2月からすべての乗船者にライフジャケットの着用が義務付けられています。
- 連絡手段の確保:携帯電話は防水パックに入れて身に着けます。
- 海の事故は118番:海上での事件・事故は、海上保安庁の緊急通報番号「118番」へ。「いつ」「どこで」「何があったか」を落ち着いて伝えます。
- 行き先と帰る時間を家族に伝える:一人で釣りに行くときほど大切です。
参考:海上保安庁「自己救命策確保3つの基本」/海上保安庁 ウォーターセーフティガイド「釣り:ライフジャケット」/国土交通省「ライフジャケットの着用義務拡大」/海上保安庁「海の「もしも」は118番」
使うときのポイント
落水したら、まずは落ち着いて浮くことを優先します。ストリーマーはマジックテープを外して本体を取り出し、帯を放すだけで、水の流れや風で伸びていきます。夜間は付属のライトスティックを折って発光させます。
帯を広げたまま、体力を温存して救助を待ちます。ストリーマーは見つけてもらえる可能性を高めるための装備で、発見を確約するものではありません。


